くらしこの家ハナレ「断熱工事」
現在弊社で施工している物件 「くらしこの家ハナレ」 の進捗状況をご紹介致します。
2018年4月20日
大工さんの造作が進んでいる、
モデルハウス「くらしこの家ハナレ」。
今日は、大工さんはいったんお休みで、
断熱工事が施工されました。
くらしこの家では、床と壁の断熱は「硬質断熱パネル」、
そして屋根の断熱は「現場発泡ウレタンフォーム」を採用しています。
今日はなかなか見る機会のない、
現場発泡ウレタンの様子をご紹介します。
まず大切になるのが、「養生」です。
現場で吹付を行うため、
吹き付けたい場所以外にウレタンが付かないように、
しっかりとマスカー(ビニールの養生材)で覆います。
僕も何度か経験ありますが、
実はこのウレタン、手などについてしまうと、
なかなか取れない厄介者・・・。
建物の木部にも同じことが言えるので、
施工したい箇所以外は、がっちりガードします!
養生が終わると、いよいよ吹付の工程。
ガンで吹き付けていくと、モコモコっと膨らんでいきます。
くらしこの家で標準採用しているウレタンは、
熱伝導率0.021W/mKの高断熱ウレタンフォーム。
それに対し、一般的な現場吹付のウレタンフォームは、
熱伝導率0.036W/mK前後の商品が多いです。
(数字は、小さいほど熱を伝えにくい性質となります)
その違いは、先ほど現場で撮影した、
こちらの動画をご覧ください。
動画を見て分かる通り、吹付け後の発泡の度合いが、
地味ーな膨らみ方なのです^^;
他社さんでは、吹付直後に大きく膨らむデモンストレーションなどを良く見かけますが、
たくさん膨らんだから良い! という訳ではありません。
裏を返して言えば、密度がしっかりとした、濃厚な断熱なのです!
発泡の度合いが小さいため、2回、3回と重ねて施工するため、手間もかかります。
ですがその分、密度の高い断熱が出来上がります。
見えないところですが、こういった場所にこそ、
快適な暮らしを生むための重要な要素があります。
この状態だったものが、
こうなり、
こうなりました!
そして、熱橋(熱の通り道)となる、
外部に面する金物部分も、バッチリ施工しました。
こういったボルトやナットの部分も、
熱の逃げ道となってしまいます。
これらもしっかり断熱を施します。
こうしてようやく断熱処理が完了です。
引き続き、大工工事を進めて参ります。