幽体離脱する場所
今年も無事に誕生日を迎えることができました。
人の誕生日は1度聞いたら忘れないほうなので誰かのお誕生日をお祝いするのは得意なほうですが、自分の誕生日はそっと過ぎることが多いです。
自作自演感たっぷりでしたが、家族にお祝いしてもらいました。
40代に入ってからは元々少ない筋力がますます減っているのを実感しているので
去年から最低週に1回は金華山へ行くようになり、今は1番ハードな馬の背登山道を1人で淡々と登っています。
私にとって1人で登ることは自分のコンディションにじっくり向き合えるばかりか、静かな環境に身を置ける限りなく貴重な時間です。
そして感じるのです。
集中していると頂上にあっという間に到着するのに、雑念が入ると後何キロ、後何分が気になってきてしまう、、<そう、集中力がアップできれば目標地に行くスピードは早く感じるんだ>
疲れたときは息を吐くことを意識して息が上らないようにする、、<そう、息があがるかどうかなんて自分のコントロール次第なんだ>
う、こっちは高過ぎて登れない。あ、こっちに使えそうなステップがある、、<1つの道が正解なんて誰が決めたんだ>
私もこのとぐろをまく木の根っ子のように太く、根強く生きていきたい
たかが金華山の標高なのですが、、、
生命力溢れる自然界に身を置くと、幽体離脱したように日常の自分を俯瞰的に見ることができます。
そしてエネルギーをたっぷり補充しながら、喧騒の中にいる自分に対して目の前の課題を乗り越えるヒントをもらえているようで心身がリフレッシュできるのです。
追い込まれると成果を発揮するタイプなので、41歳、この先の人生も高い山に挑戦して自分に負荷をかけ追い込んでいこうと思います。
inoueakiyo