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収納量を考えながら暮らしを考える

社長ブログ

こんばんはー。

実家は家の中でも6℃ほど・・・極寒です(泣)

事務所も暖房をつけていますが、深々と冷え込んでいます(大泣)

早く春が来て欲しいです・・・・。


とはいっても寒さにも負けていられません!

昨年末から新築住宅からマンションリノベーションなど

同時進行でたくさんのお客様と進めさせていただいておりますが、必ずポイントになるのが「収納量」です。

今までの暮らしやこれから家族が増えたりすることを想定しながらどれだけ必要なのか?

収納量が多いことでリビングやダイニングなどにものが溢れないで暮らせるという意味でも収納は多い方がよい・・・という考えがあります。


一方で収納量が多いことで、逆に安心して色々なものを購入したり、衝動買いをして結局使っていなかったり、場所があればその分ものが増えることもありますよね。

最近ではミニマリストという概念が広まってきたように

何事も他人や世の中の基準に流されるのではなく、自分自身に合ったものを選んだり、自分にとっての足りを知ることが豊かさに繋がると思い行動されている方が増えています。

物質的な豊かさを得た日本だからこそ人の営みにおいて本当の豊かさとは何かを見つめ直す方が増えてきているように思います。

老子の言葉で「足るを知る者は富む」という有名な言葉がありますが

自分の内側に意識を向けず、「もっと欲しい!」「足りない!」と外側に意識を向けてばかりではいつまでたっても満たされないということですよね。


また、建築においては収納を増やすということは建築面積を増やす、もしくはリビングなどの居場所を減らすということに繋がります。

建築面積を増やすということは、建築費用が増えるということ。

居場所を減らすということは、暮らしの質が落ちること。(一概にはいえないとは思いますが・・・)

また、プランニングをする際には建築的な美しさや導線、費用、将来的なライフスタイルの変化など色々な要素を絡めながら最適解をまとめていきます。

当然、単に収納量を減らせばよいわけでもなく、それぞれの家族構成なども配慮しながら収納量の解を出していきます。

利便性を追求するだけではなく、時に不便さも楽しむことで、目の前の環境や自然に感謝したりできるものです。

くらしこの家でもそれぞれのスペースを小さくまとめているのは、

面積を増やすことで増える建築費用を心地が良い窓の費用に当てたり、家族が安心で健康に暮らせる家の性能(断熱・気密・換気、耐震)に当てたり、

手に触れる身近な場所は自然素材を使ったりと豊かな暮らしを質をあげるための提案です。

足し算ばかりしてもまとまらないし、引き算ばかりしていてもまとまらない。

設計の難しさでもあり、楽しさでもあります。

そんなこんなで設計チームと共に時間の制約の中で2歩進んで3歩下がってまた4歩進んで3歩さがりこれからも提案していきます!(結局1歩しかすすんでないですけど)

設計お待たせしている方には恐縮ですが、もうしばらくお待ちください!!!

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