「大野の家4」気密工事
前回ご紹介した「断熱工事」に引き続き、
今回は、「気密工事」について、ご紹介いたします。
お家には、細かいレベルで見ると、
大小の隙間があるものです。
木造の住宅は、木を使用します。(勿論ですが^^;)
そのため、木同士が隙間なくぴったんこに密着することはありませんし、
住宅には換気扇や電気の線、水道管など、
外部に向けて様々な穴を開けないといけません。
これらをしっかりと処理しないと、すきま風による影響で、
計画的な室内環境を作ることが出来なくなってしまいます。
そこで重要となるのが、「気密工事」です。
隙間をしっかりと埋めて、処理する、大切な工程となります。
柱や梁、床と断熱材の隙間を、まずはコーキングで埋めます。
その上から、気密テープ(銀色のテープ)で密着させていきます。
これで壁と断熱パネルの間は、しっかりと気密処理されました。
これと同様に・・・
床も同様に、処理を施します。
そして・・・
窓廻りも同様に、処理していきます。
窓などの開口部まわりは気密と共に、
断熱性能としても弱点となりやすい場所です。
これらの場所は、より入念に処理していきます。
さすが熟練の職人さんです。テープの貼り方も綺麗です!
換気扇などのダクト周りも、
ホールダウン金物や、
構造金物のプレート周りも、しっかり処理していきます!
ユニットバスの人通口も、後々の万が一に備え、
ウレタンパネルで塞いでいきます。
これらの気密工事は、細かい所ではありますが、とても大切な工程です。
野村建設では、新築の住宅に対し全棟で、「気密検査」を行っています。
ある意味で、この工程の採点結果が出る試験のようなものです。
気密測定の結果も、楽しみ半分、ドキドキ半分で待ちたいと思います。