紙布。
おはようございます。
日中はまだまだ暑い日が続いていますね。。。。
寒暖差が激しいので事務所内でも体調崩し気味スタッフ増えているので私も気をつけます。
さて、先日広島まで探しに行ってきた紙布。
私もこの仕事をするまで知らなかった素材ですが、
針葉樹を原料に紙の糸をつくり縦糸と横糸で編み込んでできたのが紙布のことです。
紙の糸は、綿と違い、線がしっかりと出てすっきりした印象ですが、
紙の柔らかさと縦と横で編み込むことで強度も持ち合わせていて独特の質感です。
紙布に紙を貼り、室内のクロスとして使用されていることが多いですが、
安価なビニールクロスの普及により紙布の市場が激減して
紙布を織る工場もほとんどなくなってしまっているようです。
以前はカーテン・ブラインドメーカーが販売していることが多かったですが、
廃盤となり、手に入れるのがとても難しくなってしまったので私たちも困っていました。
そんな時に、本田さんが紙布をつくっている工場を見つけてくれまして、
連絡をしてもらうと、、、
「実物を見に来ないと販売できない。。。。」とのこと(苦笑)
工場の専務さんも自ら足を運んで色々な人やものに出会ってきたこともあり、
取引するにも電話やインターネットだけでの連絡では販売しない考えだったようです。
私たちも製造過程も含めてみれる良い機会ですので、
遠路遥々広島まで足を運んだ経緯です。
130年の歴史の工場だったこともあり、タイムスリップした工場風景。
写真は取れませんでしたが、ノスタルジックな機会の景色と織物をおる機械音で圧倒されました。
手間がかかる素材だからこそコストも高くなってしまうのもよくわかりました。
製造過程や製造者の方から話を伺うと素材についてより一層、愛着がわきますね。
クロスとして使うのも良いですが、
今回は建具の素材として利用したいと思います!