リスクと向き合う。
おはようございます。
新型コロナの影響で建築業界でも影響が長期期間に渡ってジワジワと表面化されています。
一般の消費者の方にはウッドショックという名の木材の供給不足や価格高騰がよく知られるようになりました。
設計中や検討中の方からもよくご質問をいただきますが建築会社によって影響もバラバラのようです。
弊社での現状と今後の見通しをその都度リアルタイムでお伝えしています。
昨年はトイレや一部の衛生設備機器が入荷が未定、、、、といったことが起きました。
今も半導体不足で製品の納期が未定だったり、
物流が止まったりといったことは日々、協力業者や設備メーカーから連絡がきていて、
私たちとしてはできるだけ早く材料の手配をかけてリスクを軽減するようにするしかない状態です。
物流スピードや製品納期が早くなり、在庫を持たないことでリスク軽減をしてきたここ10年ほどでしたが、
こうした災害時や危機時などを通じて想定以上に影響がでることがわかりました。。。
目の前の数字だけに注視すると、普段からリスクを持たないように、、、と考えて行動してきたことが
実は大きなリスクにつながる・・・そんな時代なのかもしれません。。。
今思うことは「在庫を持つ」リスクが、大きなリスク軽減につながっているのだと思います。
しかし、一辺倒に在庫を持つのもまた大きなリスクにつながってしまうので、標準化というのもキーポイントです。
私たちのような小さな会社では設計をはじめ、設備や構造における18番をしっかりと作り、
会社の軸を持つことがより一層会社を強くするために必要な時代になってきたのだと感じています。
「木を見て、森を見ず、、、」なんてことにならないようにしなければいけません。
これは建築業や会社経営に限らず、私たち暮らしにおいても言えることです。