くらしこの家ハナレ「造作工事」
家づくりレポート
現在弊社で施工している物件 「くらしこの家ハナレ」 の進捗状況をご紹介致します。
2018年8月19日
盆明けから暑さも少し柔らいで過ごしやすい日々が続いていますが、
くらしこのハナレでは、造作工事も追い込み中で、所狭しと木材が置かれ、大工のみんなの熱気でムンムンです(大汗)
大工は、材を見極める感覚や木材を加工する技術はもちろんのこと、ミリ単位で図面をよみ、図面に描かれていない家具の構造を3Dで描きながら身体を動かしています。
特に伊礼さんの設計は窓や家具など連続性が強いので、一つ間違えると色々なところにも影響してくる場合があり緊張すると思います。
鑿や鉋、玄能といった大工の道具だけでなく、
電動式の道具もたくさん駆使しながら一つづつ加工していきます。
造作家具などの組み上がる材料を見るだけでも完成した時には見えてこない、大工の技術や知恵が凝縮されています。
上の写真のように加工されているのはどんな意味をなしているのか?
完成した際にはまったく見えてこないところですが、ちょっとした手間で強度や仕上がりに大きな違いが生まれます。
この「ちょっとした手間」が見た目以上に時間と労力がかかります。
こうして設計から施工まで考えられて造作工事は、
置き家具を置くだけでは決して生まれない空間を体感していただきたいですね。
もう少し全体像が見えてきた時には、再度アップしていきたいと思います!