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暮らしの時間と記憶。

社長ブログ

おはようございます。

台風25号は、温帯低気圧にかわり、大きな被害がなくて一安心・・・・。

台風に負けないぐらいに?!駆け抜けた片道5時間、往復10時間の軽井沢弾丸ツアー無事帰ってきました!

正直往復の移動はとてもくたびれましたが、疲れを忘れるぐらいよい体験ができました。

今回の建築ワークショップのスタートは、内藤廣さんと世田谷美術館館長の酒井さんとの対談。

私はお二人のお話を初めて伺いましたが、

吉村順三の建築の解説をはじめ、芸術と建築の相違点と共通点などそれぞれの視点でのお話はとても興味深かったですし

数々の経験や建築を設計されてきた方の言葉はとてもずっしり胸にささりました。

今、私たちが建築を通して何をつくりあげたいのか?

つくっていかなければいけないのか?

を改めて再認識させていただきました。


お二人の対談後は脇田山荘の見学です。

48年前に油絵の画家をされていた脇田和さんのアトリエ兼自宅を吉村順三さんへ設計依頼をされました。

林の中にたつ山荘は周りの風景と調和して照明や暖炉がついているとガラスから漏れる光と

薪を燃やす匂いがそとから眺めていても心が和む佇まいです。



やっぱり窓際やソファ・ダイニングはとっても気持ちが良かったです。

心が落ち着き、和む、心地よいに場所に本田さんとともに思わず笑顔になりました。。。


天井や窓の高さ、椅子の高さなどの寸法から生まれる空間はもちろんですが、

暮らしをしっかりと考えられた小さなディテールの連続で構成された空間が絶妙でした。


日々の暮らしの中でそこでどんな時間を誰と過ごすのかが、とても明確になって設計されていて、

光、風、緑、火の自然界の摂理をうまく取り込まれています。

生活する上での機能・導線(本棚や食器、照明)もしっかりと考えられていて

肩肘張らないで、そこにいる人が自然に笑顔と会話が生まれる空間でした。

48年という時間で天井や家具などの木もよい艶がでていて、経年美化という言葉はこういうことなんだと再認識しました。

写真や図面だけでなく、そこに体験するというのは、本当に大事なことですね。


久しぶりにこうした体験をさせていただきましたが、

これからの私たちの家づくりの大きな原動力になったことは間違いありません。

もっともっと勉強してお客様の暮らしの時間・記憶をつくれるような建築をしていきたいと改めて思う弾丸ツアーでした!

ありがとうございました!!

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