造園と生け花
先日、造園家・荻野寿也さんにハナレのお庭のワークショップを開いていただいた際、
荻野さんから「生け花やったことある人?」という質問がありました。
私を含めてその日は周りにどなたも生け花経験者はお見えでなかったですが、その質問の背景には「生け花」のように主軸を決めて作庭していくことが、美しいお庭を創りあげることからの内容でした。
荻野さん著書・荻野寿也の「美しい住まいの緑」85のレシピの中からのお言葉をお借りすると・・・
『造園というのは、足し算が基本になります。樹木を1本2本と足していく。
生け花に投げ入れという方法がありますが、造園も建築を花器に見立てて、同じように樹木を入れていくのです。
そうして「もうここでやめよう。このくらいが一番美しい」というタイミングでストップします。
引き際があるのです。
樹木も草花も植えながら、どこでやめるかということも考えるんですね。
・・・(以降略)』
荻野さんをきっかけに「生け花」の見方も変わってきました。
ちょうどそんなタイミングで先日開催された、岐阜高島屋の「生け花展」
弊社のオーナー様でもあり生け花の先生でもある横山様から、たまたま有料チケットをいただいておりましたので、娘たちを連れて行ってきました!
日頃生け花をされていらっしゃる方々の展示会となりますが、びっくりしたのはジュニア席!
小さい子だと4歳の子の作品もありました(お母さんが頑張っているみたいですが!)
長女は使われている器をよく観察したり、時に折り紙を台紙にしていたり・・・と、
最近幼稚園で花や実を採ってきては会社に飾りたい願望が強くなっているので、ちょうど良いタイミングで良い刺激をいただいたようです。
展示会にお誘いいただいた横山さまは「未生流」派の先生。
日付が違いこの日は横山さまの作品は見ることができませんでしたが、日頃「未生流」の生け花を教えていらっしゃいます。
生け花にも様々な流派があり生け方や特徴がそれぞれに違うのですね。
11月18日(日)のオーナー様を対象とした「くらしこの家ハナレ」のイベントでは、未生流の横山さまに「お花のアレンジ教室」の開催を予定しています。
日頃お庭に咲いている草花や季節の花々を室内に取り込んで、サッとアレンジして飾れるようになることをイメージして・・・。
すでにたくさんの方々に予約をいただいています。
どうぞお愉しみにしていてくださいね。