「中津川の家」通気部材
現在弊社で施工している「中津川の家」の進捗状況をレポートします!
2018年11月15日
以前のお住まいから育っていたノムラモミジの紅葉と落葉が綺麗な時期です。
屋根の下は、外部シンクがついたり、野菜やたまねぎの置き場の半外空間です。
雨樋をつけないので、落ち葉もそのまま地面に落ちて安心です。
現場は、外部の防水シートの施工が完了。
1本引き込みの木製窓の下地なども完了しています。
上の写真では少しわかりにくいですが、
軒天は、ケイカル板をこれから施工しますが、軒先から雨は入らず通気ができるように黒色の専用部材をつけています。
何気ない黒い部材も実はとても優れた構造になっていて
上の写真が拡大した写真ですが、ハニカム形状になって空気は通りますが外部からの侵入水を表面張力を活かして防ぎます。
L型になっていて真ん中を空洞にしていることで風圧等で水が万が一侵入しても中に入らないようになっています。
住宅の耐久性において、外部、内部ともに通気はとても大事です。通気ができないと結露などで建物を腐食させてしまいます。
ただし、通気と防水を兼ねるというのが相反するところでもあるのでいつも悩ましいところでもあります。
そんな悩ましい場所も上記のようなすぐれた部材で解決ができます。
こうした小さな場所の収まりや施工についての公の検査はありません。
建築基準法では方針は記載されていますが、具体的な対策や施工を示されていないことが多くありますので
意匠と構造とのバランスをみながら設計者・施工会社が決めていきます。
これから今週末は現場でコンセント打ち合わせの確認を予定しています。
宜しくお願いします!!