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Q.大谷石ってどんな石?

家づくりQ&A

「くらしこの家」にご来場いただいた方からよくご質問をいただく「大谷石(おおやいし)」について、

こちらにも掲載させていただきたいと思います。


くらしこの家では玄関扉までに続くアプローチや玄関土間に、

くらしこの家ハナレでは玄関アプローチとお庭の半外空間に、

それぞれ「大谷石」を施工しています。

大谷石は栃木県宇都宮市大谷町付近一帯から採掘される貴重な国産石材です。

海底火山で何万年前に噴火した火山灰が蓄積されたものとあって、

軽くて柔らかいため加工しやすく、耐火性に優れているため住宅や蔵などの建造物に幅広く使用されてきました。

「ミソ」と呼ばれる黒色の斑点や空隙も特徴的でとても優しい表情をしています。

有名な建築物としては、博物館明治村にある建築家・フランクロイドライトの旧帝国ホテルは建物の内外に
大谷石がふんだんに使われています。(下記写真:http://www.oyaishi-maruoka.com/topics/より)

幾何学模様に彫刻された大谷石とテラコッタ、スクラッチタイルが多用されていて、独創的な雰囲気です。

社長の井上は以前栃木県にある大谷石の発掘場を見学させていただいたこともありました。

鉄骨階段で何十メートルも地下へ下がります。

採掘してすぐの大谷石は水分を含んでいるため緑色ですが、乾燥と共に白色になっていきます。

また「大谷資料館」に隣接する「大谷寺」には大谷石でできた高さ27メートルの平和観音もあり、

宇都宮市は「餃子」でも有名ですが、「大谷石」も特産物なのです!

柔らかいので時と共に表面が欠け落ちたりする現象もあります。

その分、普段はとっても歩きやすくて長時間経っていても疲れにくいと感じています。

柔らかで優しい表情の大谷石は、玄関先にあると家族が家に帰った時やゲストが来られた時にも優しく迎えてくれているようです。

くらしこの家ではピザ釜もレンガと大谷石で制作しました。

お越しの際には、大谷石の表情や歩くときの感覚、実際の耐火性なども確かめてみてくださいね。

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