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床材のいろいろ・・・

社長ブログ

こんばんはー。

設計中のお客様の床材をサンプルを取り寄せて検討中。

家の床材といっても色々な種類があります。

杉、松といった針葉樹と呼ばれる比較的やわらかな素材から

ナラ・メープル・ウォルナット などの硬い紅葉樹。

杉といっても厚み、幅、産地によって木の硬さや香りなども微妙に違って非常に奥が深いです。

上の写真は、北海道産のニレやセン、ナラ、カバ、タモ、クリです。


私がこの業界に携わって15年ほどたちますが、

15年前からも木材の値段が大幅に上がっています。

特にナラ材は、1.5倍以上価格が上がっていますが、、、(汗)


国産から外国産によっても値段がバラバラで、、、

価格が高いものがよい床材とも一辺倒にいえないですし、、、

柔らかいと傷はつきやすいですが、普段歩いていても疲れにくかったり

足触りが暖かく感じたりメリットもあります。

硬い木はその逆ですね。

家の中で一番傷がついたり、汚れるのが床ですよね。

自分でお手入れをしながら時の経過を感じるように風合いが増すためにも

床材に着色をしないで透明の植物性のオイル塗装やワックスなどで表面を保護してあげるのが一番良いと考えているので

樹種によって木の色も大きく違うのでインテリアとしても大きな要素を占めます。

上の写真は、同じナラ材なんですが、左は塗装をしていないもの

右は、オイル塗装をしているものです。

オイル塗装をしているものは濡れ色になっていて一見同じ木には見えないかと思います。

木の上に水を垂らすと、左は染み込んでいきましたが、塗装済みのものは水を弾いてくれているのがわかりますか?

(わかりづらいかもしれませんが)

水を拭くと左は染み込んで濡れ色に、、、右は変わりないですね。

また、お客様からメンテナンスとして定期的にオイル塗装をした方が良いか?!という質問もいただきますが、

汚れやすい場所については、1年に一度や水が弾かなくなってきたら塗ってあげると良いとは思いますが、

そのほかの場所についてはよっぽど頻繁にオイルを塗らなくて良いと思います。



私たちの提案では床材にあわせて家具の素材や建具などを選定しているので、

床材を変えると、他の材料も変えるようにしています。


上の写真は、ナラ材の節があったり杢目がバラバラなのでラフな印象になりますね。

上の写真は、ニュージーランド産の松です。

柾目といってまっすぐ通った杢目なので軽やかですっきりした印象です。

上の写真は、ウォルナット 材。

重厚感のある落ち着いた印象になりますね。

ウォルナット 材はほかの材料と違い時がたつとどんどん淡く色が変化してきます。


お施主様のお好みも伺いながら選定はしていきますが、

床材にコストをかけすぎてその他の素材や家具などに予算が回らないのもトータルバランスが悪くなると思うので

その辺りも私たちなりにご提案しています。


設計中の方はもちろん、これから設計に入る方もご不明はお気軽に問合せくださいー。

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