今年の春を押し花にして…
新緑の季節のお庭は、個人的に四季の中で最も好きです。
葉の色は美しく、葉の量もまだ生い茂る前の控え目な量、そして花は蕾と開花とが入り混じって
初々しくて爽やかです。
くらしこの家周辺の地域の方からは、お庭を通してよく声をかけていただけたりしています。
「きれいだね」「美しいね」と、植物は声をかけてあげると病気になりにくかったり、より元気に育ってくれるとか?!
ただの「言われ」で片付けてしまえばそれで終わりますが、
きっと通じているのだと思って、きれいに咲いてくれた時には「可愛いね!」と、声を掛けてあげている毎日です。
▲ハヤトミツバツツジのふっくらした蕾。ここから3日ほどで満開の花を咲かせました。
ツツジといっても様々な種類があり、くらしこの庭には「ヤマツツジ」「ハヤトミツバツツジ」「カネコゲンカイツツジ」「レンゲツツジ」「堀内寒咲ツツジ」と5種類のツツジがあります。
名前は覚えきれていませんが、開花時期や花の形、色が皆それぞれ個性を持ち、時期を変えながら鮮やかな花を咲かせます。
庭木として育てやすく、ツツジを愛する文化が昔から日本にあります。
▲白色で可憐な花をたくさん咲かせるハクサンボク。
ハクサンボクの濃緑色の葉が白い花を一層引き立たせています。
春は白の花、秋は真っ赤な実をつけてくれます。
▲クリーピングタイムとアジュガの下草。クリーピングタイムは葉の部分を踏んだりすると良い香りがするので玄関アプローチにあると家の方やゲストを良い香りで迎え入れてくれます。土と石の間を埋め尽くすように広がり、強い繁殖力です。
今年の春はモデルハウスも見学会を自粛していますのでご来場の方に直接花々をご紹介することができませんでした。
そこで押し花として、4月〜5月の花々を残すことにしました。
▲中高木のヒメシャリンバイ、ハクサンボク、アオダモの花、カエデの葉と種など。
低木・グランドカバーのクリーピングタイム、アジュガ、ヒソップ、ライスフラワー、シダなど。
くらしこのお庭から一部の草花を押し花にしました。
咲いている時からすると鮮やかさが無くなってしまう花もありましたが、押し花になって、時を止めてもかわいい植物たちを見ていると咲いた時のように感動し、心踊ります。
押し花は手作りキャンドルに入れたり、しおりにしたり、お花の辞典にしたり、、
いろんな使い方がありそうです。
くらしこの家の見学会を再び開催させていただくときにはぜひ、お庭から生まれた暮らしの小物たちもご覧いただけたら嬉しく思います。