屋久島地杉材。
こんにちは。
今日は事務所に現在設計中のお客様宅で採用予定の外壁材の屋久島地杉材が入荷しました。
4メートルの材料が500枚近く入荷です。
今回の材料をはじめお施主様に塗装をしていただく機会を増やしているので、土場(倉庫)には木材の在庫がどんどん増えてきました。
今回採用させてもらう予定の外壁材は、鹿児島の屋久島で育った屋久島地杉とよばれる杉材です。
屋久島といえば、樹齢1000年以上の杉材(屋久杉)が世界遺産に登録されていることは皆さんご存知だと思います。
屋久島ならでの自然豊かな環境に観光地として有名ですが、
世界遺産になっているのは、屋久島の森の約2割程度、、、
残りの8割は、管理が行き届いていないこともあり林業としての屋久島の杉たちの価値が低いようです。
このままではどんどん屋久島の森が衰退してしまうとのことで
世界遺産保全・林業活性化も兼ねて樹齢30年〜60年の杉たちを外壁材やデッキ材をはじめ室内にも活用できるように商品化されたようです。
詳しくは、建材屋さんのウェブページをご覧ください。→チャネルオリジナル「屋久島杉プロジェクト」
この屋久島地杉材の特徴は、本土で育っている杉と比べて
油分が多く強度があること、防蟻、防ダニ効果が高いことをはじめ香も強くリラックス効果もあるようです。
娘も香りを確認していました・・・
「木の匂いがする!!」って言っていましたが、
5歳児には杉の香りと他の木の香りの識別ができないですが・・・
確かに香りが強いです。
外壁に使用する際には天然成分のベンガラを顔料として作られた自然塗料を塗って仕上げます。
上の写真が現在計画している色のグレーです。
杉の表面も塗装が染み込みやすいようにラフ仕上げになっているので、
しっかりと塗料が浸透するように配慮して加工されています。
施工はもう少し先ですが、今から楽しみの一つです。