梅の季節の食卓
梅の季節になりました。
今年は会長宅にある樹齢100年の梅の木には残念ながら1つも実りませんでした。
暖冬で梅の花が早く咲くと受粉率が下がって収穫量が落ちたという農家もあるそうです。
日本の春夏秋冬がもたらす食文化のありがたみをつくづく感じます。
昨年の梅仕事では、梅味噌を作りました。
1年が経過し、梅がホロホロに、お味噌の塩分が程よくまろやかになってとっても美味しいです。
まだ残っているので昨晩は子供たちと野菜スティックにつけて食べました!
お庭で採った野菜を家族で作った梅味噌で食べる、
皆で梅を仕込んだ時や野菜を植えた時の状況が思い出されて、時の流れを感じながら美味しく食べることが出来ました。
そして、今年の第一弾は梅シロップ作り。
甘い梅シロップは子供にも人気です。
青梅のままでも作れますが、日陰において追熟させて完熟梅にして作りました。
梅が完熟してくると、梅の香りが広がります。
完熟梅でシロップを作ると砂糖を控えめにしても熟した梅のまろやかな甘みによって甘さを引き出すことができます。
梅シロップの出来上がりも楽しみですが、梅シロップで使用した梅ももう1つの楽しみです。
シロップが無くなってから残った梅を子供達が食べたところ「美味しい!美味しい!」と大好評でした。
▲写真上の左が「シロップ漬けの梅」、右が「シロップ+お酢漬けの梅」です。
お酢を入れた方が梅の皮が柔らかくなって食べやすく、酸味もあって個人的には好みです。
ジャムや甘露煮など調理をして食べるケースも多いようですが、そのまま食べてもとっても美味しく、おととしのがまだ悪くなっていませんのでとても日持ちするおやつです。
梅の酸味はシロップとして抜けてしまっているので、子どもにも食べやすい味です。
ですが長男は食べて「パイ!パイ!」と酸っぱいという言葉を表現していました!
「梅=酸っぱい」を連想したようです(笑)
6月末には第2段として梅干しを作ります。
いよいよ梅雨入りしましたが、熱中症患者の方々も増えているようです。
良い環境下で過ごしていただくと共に、塩分や栄養の補給として食卓に「梅」を取り入れてみるのもいいですね。