狭く深く、 何度も繰り返す・・・
こんにちは。
今朝はいつもお世話になっている木材の製材所へ。
原木で購入したホワイトオーク材の木取りに立ち会いました。
入手が難しくなっているホワイトオークは原木から購入して自分たちで手配をしますが、
個性がたくさんある天然木たちを建築にどう利用するのか、、、
意匠とコストに直結するこの作業は、とても奥が深いです。
私たち工務店は、総合建築会社なので、
大工、電気、水道などの専門業者とともに時間と費用・施工品質を管理しながらお客様の家づくりの完成を目指します。
設計も建築も「何でもやります!」では、管理する内容も増えて、専門業者に任せっぱなしになりがちです。
いわゆる「広く浅く」、、、ですね。
それが悪いわけではありませんが、
私たちの建築は品質を高めるために私たちはやらないことを決めて
「狭く深く」を探究していきたいと日々業務を進めていますし、
協力業者とも弊社の家づくりに共感していただける業者と
長くお付き合いをさせていただくことで施工品質の向上につながります。
そんなことを思いながら木取りの立ち合いが終わると
工場の隅に置いてある寸法が揃った木の棒たちが目に入りました。
これは木材を保管したり、木と木の間に置いて天然乾燥をさせるために使用するための番木(ばんぎ)だそうです。
一見、端材ですが工場には何千本とあり、お金に換算して大きな資産になるのはもちろんですが、
何度も何度も使用して角も丸くなり番木として適した木材になっていくようです。
時代の変化も早い現代なので変化することも恐れてはいけませんが、
何度も何度も、同じことをやり続けたり利用することは品質と共に財産になりますね。