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小学生さいしょの宿題

日々のできごと

小学校入学からまもなく1週間、いろいろな授業が始まっています。


小学校になると多くの宿題を行なっていくことに子も親も悪戦苦闘する姿を、以前から聞いたり見たりしています。

入学式に渡された資料にも入学1日目から宿題があると書かれていました。

小学生が始まったんだな、という実感とこれからの多大な宿題の始まりを少しビクビクしながら感じていました。


もらってきた宿題は「ちゃれんじ かあど」。

「かえったらくつをそろえる」「あしたのじかんわりをあわせる」「えんぴつをけずる」

3つの内容、できたら○ いわれなくてもできたら◎

これが小学生さいしょの宿題。かわいらしい内容でほっとしました。

 でもこの「ちゃれんじ かあど」は4日間の宿題というより、永遠の宿題のようですね。

「靴を揃える」大人になっても大事。。。。

「時間割をあわせる」明日の予定を今日のうちに立てておくこと、仕事でも基本。。。

「鉛筆を削る」明日使うものを使いやすい状態にしておくこと、自分に対しては基本、誰か別の方に対してはこれが思いやり。。。


深い宿題だな〜と思いました。

娘は初日は○しか付けられなかったことを反省したようで、2日目からは張り切って自ら動き始めました。

親が子どもの次の行動に気がつきすぎて口を出し過ぎないようにしたいものです。

せっかく子どもが気づいて自発的に動こうとしても、

親に言われた時点で「指示されたから動く」と受け身になってしまうのが私が子どもだった頃はとても嫌で、少々(?)グレました。


大人が靴を揃えていたり、家事なり仕事なり…明日の準備を大人がササッとしている家庭環境の中で育てば、

長女はきっとこの宿題にずっと◎が付けられるのでしょう。。

そんな100点満点、私にはまだまだできていません。

結果的に・・・「ちゃれんじ かあど」は私の宿題なんですかね(汗)

「自己肯定感」という言葉があります。

他人からの評価ではなく、自分が自分のことをどう思うかという自尊心のような、自分に対するポジティブな想い。


子ども時代の私は比較的周囲に流されながら過ごしてきましたが、

社会人になってから前職の上司の人柄と仕事の成功体験を重ねていったことで、ようやく自分に自信を付け少しずつ「自分らしさ」を大切にするようになりました。

その自己肯定感は、親や他人(先生・上司・友人)がいつだって「助けてくれる」「認めてくれる」「見ていてくれている」という安心感、肯定感によって生まれ、

その気持ちが「次も頑張ってみよう!」という前向きな力を沸き立たせてくれます。


小学生さいしょの宿題は、この自己肯定感による自分を信じる力、やり切る力(非認知能力とも言うのかもしれません)をしっかり育成しようとしてくださっているのですね。

子どもが頑張る姿をみて、親と先生が○や◎を付けて「認める」こと。

これからは宿題の内容が高度になってくると思いますが、この「ちゃれんじ かあど」のことを忘れず、この先も子どもたちへ共感、肯定をしていくことで

自信を持って歩んでいくといいよ、と伝えていけたらと思います。

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