娘の歯が抜けたということ
長女、かんなの歯が1本抜けました。
小学校1年生で初めて。
幼稚園の頃に友だちが次々に抜けていたので、ようやく自分の歯が抜けたことにとっても喜んでいました。
ルドルフ・シュタイナーの考えによると、ひとの成長の節目は7年ごとにあるとされています。
第1期が0〜7歳・7歳〜14歳・14歳〜21歳と区切られ、
この後、第2期、第3期へ続き、長い人生において「身体」「魂」「精神」がどのように成長していくのかが年齢ごとに示されています。
いまの私は「魂の成長」の最終期(35歳〜42歳)で、『より本質に向かって意識的に生きる』期間に入っております。
まさに、あらゆる役割から自由になって本来の自分を探し始めた35歳前後を機に、今はより深く本質に向かって新しい価値観や基準を作っているという、自分の感覚ともしっくりきます。
占いと言っては失礼ですが、このシュタイナーの基準は人生における今の自分の位置を示してくれていて、精神の拠り所にも思考のヒントにもなり、私は時々読み返しています。
娘の話に戻ると、
7歳〜14歳は「豊かな内面生活と関係づくりの始まり」とされています。
受け取る・与えるという相互関係が生まれ、その体験から様々な関係作りの基本が形成されていくことや、
美や調和に対する感覚の基礎となる時期のようです。
そして、9歳前後には周囲の世界と「私」との違いを強く意識するようになるようです。
いよいよ親のDNAから1歩抜け出して、これからは長女個人の内面が育ち始めて行く時期に入っていったのだなぁ、と
乳歯が抜けたことがとても感慨深く思えました。
これからは親が上手に離れていくことが大切なのでしょうが、、
これはきっととても難しいことなのだと予測しています。
私が歩んできた成長期の教育に反発しすぎず、また執着もせず。
今の長女の状態をしっかり受け止めて、互いに今の自分の段階を認識しながら成長のリズムを大切にしていきたいと思います。