いとまの検索
今年も梅仕事の季節がやってきました。
失敗と改善を繰り返しながら毎年子どもたちと一緒に梅干しをつくっています。
長い時間をかけて出来上がる梅干しや味噌など、今年も子供たちと共に作ることができて幸せな気持ちです。
先日プライベートでお約束させていただいていたスケジュールが急遽変更になり、ふと、1時間ほどのすき間の時間が生まれました。
結局のところ、掃除をしたり買い物をしたりと、普段やり残していたことをする時間に変わってしまったのですが、
何もすることがなくなったその時間に対して、久しぶりに糸が緩んだような、軽くなったような感覚になりました。
私はオンとオフの時間の使い方が苦手なところがあります。
20代前職、職場がショップであることからシフト制で休みが決まっていました。
自分が休んでいてもお店や他の方々は仕事をしているので電話がかかってきたり、担当させていただいているお客様が急に来店されることがあると急遽出勤したり。
休むと逆に仕事のことが気になって不安になったり。
そんなことなら休まないほうがよっぽど気が楽だな、、と思って行動していました。
結局若い頃に身についたそんな時間の使い方は30代最後まで影響していて、今も家にいるより会社に出向いて身を動かしているほうがずっと安心してしまいます。
その上時間があれば、しなければいけないこと、したいことを仕事も趣味も全部まとめてスケジュールに詰め込む習慣を持ちあわせています。
さらに、小さな子供たちがいる家時間というものは、母親はそのほぼ全てを子供の時間軸で過ごすことになります。
子供たちが寝静まったあとにようやく自分の時間が作れるというものの、体力的に子供と一緒に寝落ちする日の方が多い毎日。
竜巻のように強くグルグルと回り続ける日常からなかなか抜け出せずにいるのです。
私はそんな性分だからと、これまで自分のスタイルについて変えようとも思ってこなかったですが、
1時間ほどの手透き時間で少し心がほつれていった感覚を大切に、自分の習慣に折り合いをつけ、いとま、というものを大切にしていくのもいいなと思っています。