25年ぶりの味
先日小学校の給食試食会があり、25年ぶりに学校給食をいただきました。
ソフト麺の食べ方をすっかり忘れていて、袋から出して丸ごと器に入れてしまったのでこのあと麺もお汁も溢れ出てしまいました、、
優しい味付けから昔食べた給食の場面が蘇ります。
試食の前は給食が作られているセンターの動画や写真を見せていただきました。
もっと効率重視でカット野菜や冷凍食品が使われている現状を想像していたのですが、土のついたお芋や野菜をカットしてから水洗いし、とても丁寧に作っていただいていることに驚きました。
味噌や味付け調味料も手作りされ、給食法によって栄養バランスと量が緻密に考えられて提供されているという仕組みを初めて知り、給食に関わる方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
息子が通っている幼稚園も毎日園内でお昼ごはんが作られ、地産地消、オーガニック、砂糖を使わない料理、5大栄養素のうち特にミネラルを大切にした食事提供として非常に細やかな理由と配慮でお昼ご飯を作ってくださっています。
体が食べ物によって作られていることを真摯に学び更新され、それを実現してくださっていることに心から感謝しています。
(↓写真は去年の12月に「クーヨン」にて低体温克服の食事を提供する取り組みが紹介された記事です)
私は出産する前までは料理の原材料や栄養素を気にして料理することはなかったですが、
添加物の危険性や現代人の体温低下について学び続け実行されている方々の良い影響のおかげで、
今は出来る限り食材や調味料を目利きして選択し作ることを心掛けています。
ここのところ面白いのは出汁をつくること。
哲志さんは洋風だし、私は和風だし。味に深みを出すためにいろんな方法を探っていくことが楽しくなってきています。
子供たちにとっては今は給食や食事は当たり前に大人が準備してくれることなのですが、
健康や栄養についてどれほどに考えられていたものなのか、いつかどこかのタイミングで分かったり、作る立場になるとその大変さを痛感するのだと思います。
料理をはじめとして、私たちも子供以上に学び続けることで、学ぶことの意味や楽しさを背中で伝えていきたいと思っています。
子供たちへ優しさ溢れる給食を提供してくださっている環境に感謝すると共に、
家ではお父さんやお母さんの手作り料理があることを楽しみに帰ってきたり、ほっと落ち着いて気持ちを仕切り直したりすることのできる食卓を築き上げていきたいものです。
inoueakiyo