手を合わせなさい。
おはようございます。
以前のブログでも書きましたが、
私は家族との時間で一番大事にしている時間は、夕食の時間です。
振り返ると、祖母、父が大事にしていた時間でもありました。
今の私は子供達から学校のことや幼稚園のことなどを聞きいたり、
会社のことを子供達に話をしたり、
話は多岐にわたります(苦笑)
平日は娘たちの習い事などで父親との食事の時間が合わないことが多いので
父だけ先に食べてもらうことが多いですが、
私たちが早く帰宅できる時は父と一緒に食べるようにしています。
最近の時間には、子供達から色々な質問が飛んでくるんですが、
わかりやすく説明することが難しい内容も増えてきて、
子供達もすぐにタブレットで調べるようになりました
最後は、「成長したらわかる!」とまとめてしまうことがありますが、
私も幼少期に祖母や父に同じことを言われた記憶があります。
論理的ではなく、経験から理解できることもあるということなんだと思います。
そんな会話をしながら振り返っていると、
井上家では私が物心ついたときから食事は皆で揃って食べることが習慣化されていて、
反抗期でも思春期でも家にいる時は必ず皆で揃って食事をしていました。
部活帰りの疲れた体に、魚料理や煮物ばっかりで、勝手に苛立っていた思い出や
父に叱られて食事の味が全くなかったことなど、、、
すぐ思いだされるのは、苦い思い出ばかり(笑)
戦争の時代、モノがない時代を生きてきた祖母は、
いつも手を合わせて食事の度に感謝の気持ちを言葉に出していました。
皆で揃って、「いただきます」の意味も
頭では理解していたつもりですが、
身体や心では理解できていなかったですね。
今の私は、当然に祖母と同じ経験はできていませんが、
社会に出て、家族を持ち、祖母の感謝の気持ちが少しわかった気がします。
そして、私自身が今の環境に感謝できる気持ちになれたんだと思います。
「手を合わせない。」
と祖母の声が今でも聞こえてきます。