「萱場の家」内部造作、終盤です
現在弊社で施工している物件 「萱場の家」 の進捗状況をご紹介致します。
2017年10月31日
1週間に2度の台風に見舞われながらも、外壁の塗り壁「そとん壁」の施工、無事終了しました。
間も無く足場も外せそうですね!
さて、外の工事も大詰めですが、内部では大工さんの造作工事が大詰めを迎えています。
今回は建物の造作はもちろんですが、造作家具の内容も非常に濃いものとなっており、
親方の大垣内さんをはじめ、着実に、ひとつずつ丁寧に造作をしていただいております。
仕事に関しては人一倍厳しく、自分にも他人にも妥協を許さないその姿は、
本当にかっこよく思います。
その一方で、一服(休憩)の時には、いつも気さくに振舞ってくださいます。
そんな大工さんが造作していただいている、今回のお家の注目ポイントは、
挙げだすと、キリがありません(笑)
今日はその中でちらっと一つだけ紹介します。
何の変哲のない階段ですが・・・
そう、今回はすべて「手加工」で作っています!
「手で加工するのは普通でしょ?」と言われそうですが、
実は現代の家づくりにおいて、階段などの複雑な寸法、収まりの箇所は、
ほとんどは「プレカット」と言われる、いわゆる工場加工品を
現場で組み立てるようなシステムが当たり前となっています。
当然いい面もありますが、それは「既製品」であるという枠を超えることはできません。
蹴込み板、踏み板、手すり、壁材など、それぞれ材料を選定し、
木目などの表情を見ながら、丁寧に材料を切り出し、収めていきます。
そうやって仕上がったものには、既製品にはない、オリジナリティと温かみを感じます。
まだ養生がされている状態ですが、すべてが仕上がってから、また改めてご紹介したいと思います!