「大野の家4」土台伏せ
お盆も過ぎ、猛烈な暑さもひと段落・・・
と思いきや!
まだまだ35℃を超える暑い日々が続きますね。
昨日、今日と2日に渡って、
大工さんと共に土台伏せを行いました。
残暑の厳しい中ですが、無事完了!
今日は、その様子をお伝えいたします。
「土台伏せ」とは、基礎の上に木材(土台)を敷き、
上棟時の柱や梁が設置できるようにする作業です。
まずはこれらの木材に、基礎から出ているアンカーボルトが貫通できるように、
穴を開けていきます。
土台のヒノキ材をドリルで開けていきます。
現場には、ヒノキの甘い香りが広がります。
穴を開けたところに、土台をはめていきます。
仕上がりは、こんな感じです。
基礎と土台材の間には、基礎パッキン(写真の黒いもの)を敷きます。
土台材、大引き材をはめ込んでいきましたら、
一旦、測量機を用いて水平レベルを測ります。
問題なくOK!ということで、
鋼製束や断熱材のカケなどを打ち込んでいきます。
続いて、断熱パネルを敷き込んでいきます。
隙間なくびっしりと。
釘でしっかりと留めていきます。
断熱パネルによって、断熱性能は申し分ありません。
さらに、気密性能を高めるために、断熱材と木材の間に
気密テープ(シルバーのテープ)を密着させていきます。
ここまでが完了して、最後に床合板を張っていきます。
プレカットにより、柱が刺さる部分には切り欠きが。
こうして養生を施して、土台伏せは完了・・・。
と、通常はここで終わりですが、
ここからの養生が大切となります。
通常、土台伏せから上棟までは、1週間程度空けることが多いです。
その間に、雨に降られて木材を傷めないよう、
しっかりとした養生が必要となります。
ヒノキなどの無垢材はまだよいのですが、(乾燥材と呼ばれる材です)
床下地で貼った合板、ベニヤ類は、水濡れはご法度なのです。
上棟用の材料(壁の断熱パネルや柱、梁材)を中に入れてから、
大きな屋根をつくります。
10m×10mの大きなブルーシートでしっかりと囲い、
水がたまらない様に勾配もしっかり確保します。
風でめくれないよう、通常のタッカー留めに加え、
胴縁を使って、しっかりビスで押えます。
こうして、養生完了。
上棟前ですが、テントのおうちが出来たみたいです!
こうして、上棟当日に備えます。
大型の台風も接近している模様なので、
しっかりと耐えてもらって、その後の上棟に備えます。