受け取るを大事にしたい
末っ子しんの入学式を終えて、今朝3人揃って元気に出掛けたあとの家の中はとても静かになりました。
ついに毎朝子どもと一緒に車で出発してきた10年間に幕を閉じ、静かすぎる時間にちょっとだけロンリネスな気分を感じながら、母としても次のステップへ行ったんだな、という実感があります。
私は昨日誕生日を迎えて年を更新しました。
新たな年になって感じるのは、「与える」ことと「受け取る」ことの深み。
親となって10年が経ち、これまで育児というのは親から子どもへ「与える」ことだ、それが子どもへの愛情だ!と思っていたところがありました。
でも最近思い直すことがあったのです、、
与えるという範囲は広いから、親から子に与えることが数多いのは事実ですけど、モノでもなく、生きやすくしてあげるようなお膳立てでもなく、本質的な愛情というものを与えられる人は与える前に「受け取る」ことができる人なのでは、と。
子どもは愛情を「受け取る」ことがとても上手です。
「自分は愛情をたっぷり受け取っている、心が満たされている」小さな子どもがこう感じられるためには、1分間抱っこがいい」
それは3人の子を通わせた幼稚園で学びました。
小学生になった姉たちは少しずつ抱っこをせがまなくなって別の方法で愛情を受け取るようになってきましたが、長男はまだ渦中にいます。
長男にちゃんと愛情を持って1分間抱っこをしている日は、長男の怒りやわがままも少ないような気もしています。
「受け取る」とは、注いでくれた人に対する感謝の気持ちや、今の自分を認めることでしょうか。
家族の存在、仕事の充実、健康的な暮らし、美味しい料理、人との会話、、、
その1つ1つをじっくり受け取ってみると、誰かに与えていたつもりが、私自身がいろんな物や人からの恩恵を受けて生きている、
それに気付くと感謝の気持ちが溢れてきます。
受け取るということを大事にできる母でいようと、年を重ねながら自分に宣言しました。
もちろん家庭以外の場所でも。
今年の誕生日は両親に感謝して、生まれてきた幸せを受け取らせてもらいます!
生んでくれて、育ててくれて、そして野村建設をありがとう。
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