親子大工
日々のできごと
家づくりは、大工さんをはじめ、信頼できる職人さんの存在なくして語れません。野村建設では、この人なら!と思える、腕の良い方々と専属契約をしています。
もう10年以上のお付き合いになる棟梁の上野さんもそのひとり。お施主様にも慕われる温厚な人柄ですが、現場では妥協のないプロの表情を見せます。
「見えないとこ ろこそ、ていねいに仕事をすることが大切。きちんと手をかけると、家は長持ちするから」と上野さん。
今日も、柱・梁を組む豪快な作業からミリ単位の繊細な加工まで を、熟練した技術と丁寧な仕事でこなしています。その家で暮らすご家族の未来に心を寄せながら。
上野さんがコンビを組むのは実は息子さん。以前は家具職人でしたが、木工所が閉鎖となり、新たな道として大工を志したのだそう。
今では、師匠である上野さんの右腕として、現場を支える存在になりました。
ふたりが作業をする様子は、あうんの呼吸という言葉がぴったり。
次の世代を担う大切な職人さんだからこそ、親子だからこそ、上野さんの眼差しは厳しく、温かく。積み重ねてきた「たしかな家づくり」は父から子へ、大切に受け継がれています。