ミルフィーユの人生観
深緑の季節はとても好きですが、ひと雨ごとに対処が必要になるのが草。
やらねば、やらねば、、と思うまま優先順位が後に回るのはいつも草。
状況に見かねてゆき姉さんこと松尾が知らない間にきれいに抜いてくれていたり、
優月さんこと若き瀬谷も素早い時間できれいにしてくれることがあり周囲に助けられています。
雑草の処理はコンポストで堆肥を作ることをお勧めしていて、昨年7月もコンポストづくりのWSを開催しました。
木枠のコンポストに雑草を抜き米糠を掛ける、を繰り返していくだけで雑草から生まれる堆肥が出来上がります。
固かった雑草が自然の力で柔らかくホロホロの状態になることを子供たちはいつも不思議がってくれます。
ダンゴムシやミミズの役割を知り、小さな虫たちの世界が大きくて豊かな地力を作っていることを親子で感じられる瞬間が雑草コンポストにはあるのです。
堆肥は時間を掛ければ掛けるほど腐熟して黒みを増していきます。
事務所畑内のコンポストはさらに大型に作ってありますが、1番下は見事に真っ黒。
攪拌ができないほど大きなコンポストですが、抜きたての若い雑草が下へ行くほど柔らかく茶色く変化し、最後は濃い堆肥へと、ミルフィーユ状になっているのも確認ができます。
雑草は1日で土にはならないし、子どもは1日で頭が良くなるわけではない。
スポーツ選手が1日で結果を出すわけでない。
当然1日では何も変化がないのですが、1日1日が積み重なっていくと1年で前の姿が想像できないほど変化しているのだ!
私はこのミルフィーユ化した雑草コンポストのような人生を歩み続けていきたい!!
と、1人畑で人生観をイメージしながら作業する日もあります。
そんなことを自問自答しながら、畑の青ネギに雑草からできた堆肥を被せてあげました。
今年もコンポストWSを開催したいと考えています。
もしご興味をお持ちの方がいらっしゃれば、お知らせください!