四季と光。
おはようございます。
昨日は、午後からは久しぶりにくらしこの家にて設計中のお客様と打ち合わせでした。
10年目を迎えた「くらしこの家」。
あっという間の9年でしたが、
建築家の伊礼さんに設計をお願いさせていただき、
多くの職人、スタッフ共に建築のベクトルが変化しました。
「くらしこの家」はモデルハウスとしてのご案内、打ち合わせの住まいだけでなく、
スタッフや家族、皆で使わせてもらっているのでお庭と共に室内の素材たちの成長?!変化も楽しみの一つです。
1年を通じて、
太陽の角度の変化により室内の光の入り方が変化して、
空間の明暗、色温度も毎日少しづつ変化していくのも毎回発見があり、
楽しいものです。
秋から冬は、
太陽の角度が低くなり、庇をすり抜けるように、
建物の中まで光が差し込むようになります。
黄と赤の力強い印象です。
開く場所と閉じる場所が明快な住まいなので、
空間にも明暗と奥行きが生まれて、
不思議と心と身体が落ち着きます。
吹き抜けと繋がる寝室の書斎スペースの先に
お庭につながり、視線が抜ける窓があるので、
空間の広がりはもちろんですが、
立体的にも光の明暗が生まれて心地よいですね。
夕方の西陽は皆さんに嫌われがちですが、
お庭の樹木たちの影で建物の中も賑やかになったり、
少し視点を変えるだけで西陽も良いものです。
樹木たちも一生懸命生きていて、
お庭に迎え入れることは、子供のように手がかかる時もありますが、
樹木と共に暮らすことで人間的な心の豊かさは育まれるものだとこの年齢になって気づきました。
今日も午前中はくらしこの家にて打ち合わせを控えております。
よろしくお願いします!