「大野の家4」断熱工事
前回のブログの報告通り、
先日、構造金物の施工が終わりました。
引き続いては、気密工事と断熱工事へと取り掛かっていきます。
私たちの家づくりにとって、
最も重要な項目の一つである、「気密」「断熱」。
本日は、断熱工事の様子をご紹介いたします。
まず、壁や床には、高性能ウレタンパネルを使用します。
窓サッシなどの開口部以外は、これで壁をぎっしり埋めます。
このパネルと柱の隙間を埋めるために、気密工事を行いますが、
それは改めて紹介します!
ウレタンパネルは、工場で吹付とパネル加工を行いますので、
品質も良く、間柱や筋違いなどの部材も組み込めるので、
施工性も良いです。
屋根の断熱には、現場発泡の吹付断熱を行います。
50倍発泡という、通常よりも膨らみの少ない(=性能の高い)方法で、
150mmという厚みでしっかりと吹付を行います。
施工が終わると、屋根全体から断熱材がすっぽりと覆われます。
また、屋根以外にも、火打ちや梁を留めるボルト類も、
断熱材で吹き付けて覆います。
(写真の、木材の端部でモコモコ膨らんでいる箇所です)
ボルトなどの金属類は、「熱橋」と言って、
外気の影響を受けやすい、ウイークポイントになり得るからです。
その処理は、中からだけではありません。
勿論、外側からも、しっかりと対策を施します。
写真の丸い穴は、梁と梁を堅結するためのボルトの穴です。
ここに発泡ウレタンを充てんさせ、熱橋対策を施します。
膨らんでくると、こんな形になります。
(職人さんは、「おまんじゅう」と呼んでいます^^)
これを、膨らみ過ぎた分を丁寧にカットし・・・
フラットに納めたうえで、透湿防水シートを貼っていきます。
細かい部分が多く、手間も大きくかかりますが、
こういった作業が、真夏/真冬に快適に過ごす為、
非常に重要な作業となります。
これで断熱処理は問題なく完了できました。
次回は、断熱と同じく最重要項目である、
「気密」についてご紹介いたします。