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お客様インタビュー INTERVIEW

靭屋町のマンションリノベーション

S様邸(岐阜市)
#INTERVIEW 04
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中古マンションを購入して
スケルトン・リノベする
という選択肢

竣工(リノベーション)
2018年9月
延床面積
70㎡(21坪)
構造
築27年 鉄筋コンクリートマンション
断熱仕様
天井・壁・床:ウレタン吹付断熱材
冷暖房
エアコン1台
ご家族構成
ご夫妻、お子様2人(11歳・9歳)

寒さが苦手な奥様のために、
暖かい住まいを

野村建設 井上明代 ※以下、井上(明) S様がこちらのマンションを購入しようと思ったきっかけを教えてください。

奥様 以前は賃貸のテラスハウスに住んでいたんです。雰囲気や環境は気に入っていたのですが、収納が少なくて、子どもの成長とともに片付かなくなったのと、家の中がとても寒いのが理由で住み替えを考えました。

ご主人 妻はとても寒がりで、以前は毎年5月まで石油ファンヒーターが手放せませんでした。さらに家族全員がぜんそく持ちということもあって、みんながもっと健康で快適に過ごせる家に住みたいと思ったんです。

奥様 子どもたちの小学校が変わらないことを条件に、初めは一戸建てを建てるための土地を探していました。でも、なかなかいい土地が見つからず・・・。

井上(明) このエリアは歴史ある門前町だから、あまり出ないんですよね。

ご主人 そうなんです。どうしようかと思っていたら、このマンションに出会いました。

奥様 「築27年の70㎡だけど、フルリノベーションするのもありじゃない?」と主人に言われて、なるほどと賛成しました。考えてみたら、子どもたちはあと数年もすれば進学や就職で家を出て、夫婦ふたりだけの生活になるかもしれない。私たち家族にはコンパクトな家で十分なんじゃないかと。そこから「狭くても快適」「高断熱住宅」などのキーワードでインターネット検索したり、書籍を読んだりして検討を進める中で、たどり着いたのが野村建設さんだったんです。

ご主人 建築家の伊礼 智さんの設計手法を取り入れていて、かつ断熱性能にも力を入れている。ここなら、僕たちの理想イメージを形にしてくれるんじゃないかと期待しました。ホームページの「家づくりレポート」を見て、施工への信頼感が持てたことも決め手になりましたね。

奥様 「くらしこの家」に宿泊体験をさせていただいたことも大きかったです。「家が暖かいと、こんなにリラックスできて体がラクなんだ」と実感することができました。

井上(明) おふたりは、ご夫婦の間で価値観や意見を統一されていてまったくぶれず、断熱性能についてもすでに相当の知識をお持ちでしたから、当社としてもぜひお手伝いさせていただきたいと思いました。後で伺ったら、実はご主人、今は経営に専念されていますが、もと設計職!どうりでお詳しいはずだと、スタッフが一様に納得したものです。

ご主人 設計プランが大詰めになる頃にはかなり細かく要望を出させていただきましたが、野村建設さんとはプロ同士の濃密な会話ができて、毎回の打ち合わせがとても楽しかったです。

奥様 気がついたら施主が私で、主人は野村建設さんのチームに入ってしまったような感じでしたよね(笑)。

1日中、家の中で
過ごしていることが辛くない

井上(明) 今回のリノベーションのポイントは断熱改修でした。いったんスケルトン(※建物の枠組みだけを残した状態に解体すること)にしてウレタン吹付断熱材を施工し、窓は二重に。玄関ドアはマンション全戸で統一されていて変えられないので、断熱材入りの造作扉を内玄関ドアという形で設置させていただきました。

ご主人 「暖かい家に住みたい」というのが一番の目的でしたから、そこにかけるコストは惜しまず、こだわりました。断熱改修は、後でやり直そうと思ってもなかなか難しいですし。

井上(明) 断熱改修は、やり直しが難しい・・・本当にそうですね。昨冬、ご主人から「最近の外気温は5~6℃ですが、暖房を入れなくても室温は20℃前後を保っています」と断熱効果レポートをいただきました。実際に暮らしてみて、住み心地はいかがですか?

奥様 まず、1日中、家の中で過ごしていることが辛くないんです。私は在宅ワーカーなのですが、この家に住み始めてからは仕事も家事もはかどって、イライラすることがなくなりました。前の家は寒くて、無意識に体に力が入っていたのかもしれません。あと、夜ぐっすり眠れるようになりましたね。

井上(明) 「高断熱住宅にすると、ふとんの枚数が減る」というお話もお客様からよく聞きます。

奥様 言われてみればそうですね!以前は冬になると、厚手の毛布に羽毛布団を2枚重ねて、さらに足元には湯たんぽを置いて寝ていました。今は真冬でも毛布いらずです。

ご主人 光熱費も安いですよ。家中の冷暖房をエアコン1台でまかなえて、電気代は3000円~8000円くらい(ガス併用)。石油ファンヒーターを使わなくなったので、部屋を暖めるコストだけでなく、灯油を買いに行って補給する手間もいらなくなりました。

井上(明) 今回のリノベーションのもうひとつのポイントは、コンパクトなマンションをいかに「家族それぞれの居場所」がある家にするか、でしたね。

奥様 子どもたちも大きくなって、それなりに「自分の時間、したいこと」があるので、野村建設さんに「同じ空間にいても視線が合わないようにしてほしい」とお願いしました。

井上(明) 特徴的なのがLDKの使い方です。

ご主人 解体前のマンションはLDKが一体になっていたのですが、今回の改修工事ではリビングとキッチンの間に間仕切りを作りました。こうすることで、たとえばリビングのソファとダイニングテーブルで家族が本を読んでいるとき、何となくお互いの気配は感じながらも、それぞれの時間を楽しめる。そんな、家族がゆるやかに繋がる感じが気に入っています。

奥様 子ども部屋もあるんですが、家族みんなでこの空間にいることが多いですね。

井上(明) 寝室の収納も新たに造作しています。収納量はいかがですか?

奥様 収納する洋服やふとんの量をあらかじめ決めて造作していただいたので、物がぴったり収まって気持ちがいいです。

井上(明) S様は費用のかけどころ・抑えどころのメリハリが潔い、というのも印象的でした。

奥様 予算が合えば、本当はご提案のすべてを実現したかったんですよ。でもそこは限りがあるので・・・(笑)。

ご主人 高断熱化を最優先に、どこを削るかを考えた結果、キッチンとお風呂は造作をあきらめてリーズナブルな既製品にしました。玄関の靴収納を手作りしたり、一部のスペースはカーペットを安価なものに変更したりと、けっこうわがままな注文をお願いしましたが、野村建設さんは柔軟に対応してくださってありがたかったですね。

奥様 そのキッチンも、171㎝ある私の身長に合わせて10㎝ほど高さを調整してくださったので、とても使いやすいです。

井上(明) 最後に今回のリノベーションのプロセスを振り返って、感想をお聞かせいただけますか?

奥様 すべてが楽しかったです。そして、ただ楽しかっただけでなく、家族のあり方や暮らしを夫婦でとことん話し合う機会にもなりました。これからも私たちらしい住まいを、ずっと大切にしていきたいと思います。

井上(明) 素敵なお話をありがとうございました。今後とも末長くお付き合いください。そしてご主人の断熱効果レポート、今後も心待ちにしていますので、ぜひよろしくお願いします!

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