柿畑が7つに分けられた分譲地、その一番奥の土地にて建築がスタートしました。
近隣や駐車スペースとの関係性を考慮しながら、分譲地の中でも木々に囲まれた緑ある暮らしをしていただけるように南面の開口部はダイニングに向かって大きく開いています。
ダイニングを戸外へ繋いだ反面、リビングは光を落ち着かせ外からの視線を感じることなく過ごせるようにしています。
木製窓は木製ガラリ戸、網戸、窓の三枚仕立てとなり、窓を最大限に引き込むと空や植物、地面を近くに感じ、光と自然を感じながら過ごせます。木製ガラリ戸を締めると日射を遮蔽しながら目の前からの視線も遮り、より落ち着いて過ごすことができます。
季節や暮らしに合わせて開口部の使い方を変化させながら心地よく過ごしていただけると思います。
設計 松尾由紀
造園 fanlandscape
写真 野村宜弘